Keiの気ままな~朝散歩~日誌

気が向いたとき、歩きながら思い浮かんだことを綴っています。

記憶

 いつもより少し暖かく感じる朝です。最低気温は1℃、きょうは冬日脱出です。

 空はどんより曇り空、西の空に雲の切れ目があり、晴れる期待もありますが、きょうは予報では雨の模様。

 

 いつも出掛け始める時間を記憶しているのですが、途中まで歩いてきて、きょうの家を出た時間が思い出せません。曇り空では空を仰いでみることもなく、ひたすら歩きながら記憶をたどります。

 

 駅近くの交差点で、工事看板をみると、工事期間:平成30年~云々…。うんむ?平成30年て今年だったかな?西暦でいうと?年だったけ?。2020年は東京オリンピックだから…ええと今年は…わからない?

 突然の、思いだせないことへの恐怖が湧いてきます。歩きながら考える、そう、今年は平成30年、来年31年の4月で平成が終わるのだったな。えぇっ~西暦ではう~ん何年?う~んん2017年だったかな。……

 散歩から戻り確認すると、そう~、平成30年は合っていましたが、西暦2018年でした。わたしの記憶はまだ去年のままでとどまっていたようです。

 認知症のこと…頭をよぎります。認知症を改善するには、水分補給が大事だということが云われています。

 テレビ番組で、芸能人の母親が介護施設で行っている水分をこまめにとる指導を実践しているケースでは、記憶が改善されたとのことがありました。調べてみると、認知症予防(回復にも!)には、意識してこまめな水分補給をすることが効果的なようです。

 

 そういえば、きょうは1月17日、阪神・淡路大震災が起きた日です。

【 1995年(平成7年)1月17日  地震発生:午前5時46分52秒 】

 あの日は外出先で、…9時か10時ごろだったと思いますが…「なんか関西の方で大きな地震があったみたいだ」と、そんな感じでした。帰宅して、時間の経過とともに被害の甚大さにただ驚くばかりだったように記憶しています。

 大通りの中央の高架を走る高速道路を支えるコンクリート製の丸い支柱が木の枝が折れたように倒れて、高速道路が軒並み傾きジグザグになって、下の道路に横たわっている映像は衝撃的でした。神戸市長田区長田町の商店街では、大規模火災が発生して商店街が消滅してしまったことも忘れられない記憶です。

 6400人以上の人々が亡くなって、その大部分が建物の倒壊等による圧死だったと伝えています。

 あの時から、大地震に備えて建物、工作物などをより粘り強く地震に耐えられるよう見直し、関連法改正が行われてきました。高速道路や鉄道の高架の支柱は、あちこちで炭素鋼繊維や鉄板での補強工事が行われていたのを思い出します。

 

 きょうの新聞には、なぜか大震災の日の関連記事がみあたりません。わずかに読者投稿欄に投稿記事がある程度。東日本大震災の話題はまだまだあっても、阪神・淡路大震災の記憶はどんどん薄らいでしまっているのでしょうか。

 

 

無電柱化

最低気温は-2℃、このところずっと冬日です。

冬日とは最低気温が0℃未満のこと。~~ご存知でしたか?~~。ちなみに最高気温が0℃未満は真冬日だそうです。

きょうも快晴の空に、星が輝きます。きのうまであった上弦の眉月はきょうは姿を消してしまいました。

寒さが身に沁みます。

 

このほど、政府は電柱や電線の地中化(いわゆる無電柱化)に向けて、制度整備に着手するとありました。

2020年のオリンピック・パラリンピックを契機に、国内全域の「バリアフリー都市」化をめざして、狭い歩道など高齢者や身体障害者の通行の妨げになる電柱をなくし、電線の地中化が推進されるようです。歩道のない道路も無電柱化をやりやすくするそうです。

幹線道路中心の無電柱化を、歩道も対象に含めるとのこと。…いままで歩道は対象じゃなかったんですね?…

世界を見ると無電柱化は、ロンドンやパリでは100%とのこと。しかし、日本では無電柱化が比較的進んでいる東京・大阪でも僅か数パーセントしか実現していないそうです。その差が途方もないことに思えます。

 

もう20年ほども前になりますが、自治体の都市景観委員として無電柱化を検討にあげたことがありました。景観を阻害しているのは、電柱とともに横断する何本もの電線が景色を分断して、見苦しく、美しい景観も台無しにしています。電線の地中化は景観向上に効果的だと思いますが、その後一部の商業地区が再開発に伴って地中化が実現したくらいで、身近な住宅地の道路には一向に波及していませんでした。…法的な縛りがあったわけですね。…景観上も無電柱化は切に望まれるところです。

 

また、道路の大部分を車道が占め、人間が道路の隅っこを気を使いながら歩くのに違和感を覚えて本末転倒との思いも、産業優先の車中心から人中心にと目指す方向に変化がみえてきたような気がして、薄らいでいくようです。

 

>>>車自体も、安全対策を重点として技術の進歩で急激に変わりつつあります。

追突防止や、歩行者との接触防止、自動運転などの技術の向上は日進月歩です。

先日は、アメリカ大手自動車メーカーのGMが、ハンドルもアクセルやブレーキのペダルもない車を2019年に実用化すると発表しました。まるでリビングいて、思い思いにくつろぎながら目的地まで移動ができてしまうのかと、不思議の世界を想像してしまいます。<<<

 

いつか、無電柱化が実現してしまったら、電柱があった頃のことがノスタルジーとなって語られる日がくるのかもしれませんね。

 

 

 

冬散策あれこれ

きょうも晴れています。最低気温は-2℃と昨日と同じですが、きょうはすごく寒く感じます。少し風邪気味のせいかもしれません?

 

北国では、強い寒波に見舞われて大変です。

きのうは、信越線で大雪のため電車が立ち往生して、車内にいた430人もの乗客が15時間も車内に閉じ込められました。トイレは40分以上も待たなくてはならなかったり、具合が悪くなる人や脱水症状で緊急搬送された人もでたそうです。一晩中車内で、濡れた床に座ったままの人もいて、さぞ大変だったことでしょう。ぐったり疲れ切った顔が目に浮かびます。

 

雲一つない空には、南東に弦月が輝き、ところどころにポツンと星が光ります。

このあたりでは星は数えるほどしか見えませんが、田舎で育った幼い頃のわたしは、静寂の中夜空を仰いで、無数に輝く満天の星をじっと眺めながら、無限の世界に想いを馳せたものでした。

 

土手の下の遊歩道をすすみ、橋の下を通り抜けてまた戻るように橋の方へ登っていくと、久しぶりに、見覚えのある年配の女性がやってきます。お互いに「おはようございます」と声をかけながらすれ違っていきます。

橋を渡っていくと、ときどき競歩の歩きですれ違っていた女性が、今日はジョギングでかけ抜けていきました。

 

砂利敷きの脇道には、タンク車が、きょうもエンジンをかけたまま停まっています。時間待ちと思われますが、以前からときどき停まっているのを見かけます。どこへ行くのでしょう?近くの工場が開くのを待っているのでしょうか。

 

駅東側の高架を進むと○○街道に出ます。その歩道を右に曲がり進んでいくと、きょうの「な○う」はひとりもお客さんが入っていません。ああゝきょうは土曜日、車の流れも閑散としています。

 

少しいった〇〇街道と△△街道の交差点を右に曲がって行くと、また駅の方に戻ってきます。

昨年の秋頃から始まった駅前のホテルの建設現場は、仮囲いの透明な部分から覗いて見ると1階のコンクリート床が出来上がっているのが見えます。この秋には完成予定で、工事は順調に進んでいるんでしょう。たぶん?

 

駅西側の交差点を渡り、さらに行くと先ほどのタンク車がエンジンをかけたまままだ停まっています。その先を左に折れて陸橋を潜り抜けていくと、車の喧騒が急に静かになって不思議な感じがします。

 

さらに進んで、麺工場の手前を川の土手にのぼり、反転して橋の方にすすんで橋を渡ります。

橋を渡り終える少し手前で、タバコを吸いながら歩いてくる男性とすれ違いました。タバコのにおいが鼻をかすめます。

歩きタバコは迷惑です。ちょっと不快になりました。・・・

 

雨上がり

きのうの夕方からパラパラと降っていた久々の雨も止んでいます。最低気温は6℃といつになく温かい朝です。

しっとりとした空気が、何とも言えない安らぎ感をもたらしてくれます。

 

空はどんよりとしてどこまでも灰黒色で覆われています。

光るのは人工の明かりばかりで他にみあたりません。

信号機の青が、近くの信号機だけでなく遠方にある信号機も、ひときわまぶしく光を放っています。

鉄塔に灯っている赤い警告灯(障害灯というのかも?)は、川の水面に写るとなぜか縦に伸びて長提灯の明かりのようで、ゆらゆらと揺れています。

駅近くの交差点までくると、赤信号の色が濡れたアスファルトの路面に映って、あたりが華やいで見えます。

 

駅のそばに昨年10月頃に出来上がったスポット公園があり、雨に濡れて植え込みの低木たちが、生き生きとして、心なしか語り合っているようにも思えます。

この植え込みスペースはしばらくのあいだ植栽がされる旨の案内表示がしてあり、暖かくなるころには植えられるんだろうと思っていましたが、いつのまにか何本かの細々とした低木が植わっていました。年も押し迫った頃に植えられたようです。

ここには、いくつかのベンチもあって、朝早くに年配の男性がぽつんと座っていたのを見かけたこともあります。ちょっと一息するには適当な場所なんでしょう。

春にはきっと新芽がでて、ベンチに腰掛けて、ゆったり気分に浸ってみるのもいいのかもしれません。

 

雨上がりの朝は、遠くの景色が霞んでみえました。

 

 

 

 

 

備えあれば!

この何日かは、夜遅くまで起きていて、朝起きるのが時間もバラバラで遅かったけれど、きょうはいつものように5時に起きだしました。

このところは、マスクと帽子、手袋で寒さをガードしていきます。きょうの最低気温は-1℃と相変わらず寒いです。

いつものように星空を眺めながら歩いていると、冷え冷えとしていた足元もやがて気にならなくなってきました。

 

大通りの街道を走る車の流れは、いつものように信号が変わるたびにひとかたまりになってこちらに向かってきます。

24時間営業のな○うには、いつもこの時間は1人客が1人か2人なのに、今日は、2~3人の若いグループ客などもいて賑やかにみえます。まだ松の内なので、正月休みに久方ぶりに会った友達同士が連れだって朝ご飯を食べに来たのかなどと、想像してしまいました。

 

しばらくして川の近くまで戻ってくると、なぜか急にふっと、海に続いているこの川に津波が押し寄せてきたらと、この川をさかのぼってくる津波に飲み込まれるのを想像して、ちょっと身震いする思いでした。

そういえばきのう、地震の緊急警報がめずらしく鳴り出したのを思い出しました。

18/01/05 11:02:52

 緊急地震速報

茨城沖で地震発生

強い地震の揺れに備えてください(気象庁

突然、ケイタイやスマホが、グュッグュッグュッと耳障りな音で一斉に鳴り出してびっくりして、ただうろうろするだけで何を備えるのか思いつかぬまま構えていましたが、揺れることもなく時が経ちました。最近は地震があまりないなと気にはなっていましたが、つい意識の外にあったようです。

情報によると茨城の方で震度3とのことでしたが、もっと震度の大きい時に鳴らないことがあり、どういう基準で緊急警報が鳴るのだろうと、思っている疑問がまた湧き上がってきました。

六年前の東日本大震災津波が押し寄せて、建物がいとも簡単に押し流される映像がまるで映画の一シーンのようで、あっけにとられてしまっていました。大地震による津波や建物の倒壊の恐怖が浮かびあがってきます。

 

振り返って我が家の防災対策を思うに、何の備えもしていないことに背筋の凍る思いがします。

◎もしもの時に備えて

・1週間分の水や食料を確保

・燃料・エネルギーを備える

・手元の現金は余裕をもって

  等々…

ほとんど何も備わっていません。

地震が起きたならばいったいどうなるのでしょう、わかりません。

平穏な日常が一瞬にして地獄の日々にならないよう、考えだすと不安は尽きない。しょんぼり

 

 

 

 

 

影は変幻自在

西暦2018年 平成30年 戌年

新年も、もう五日が経ちました。月日の経つのが速く、あっという間に過ぎていくようです。

きょうの最低気温は0℃、風もなく特別寒いという程ではありません。

 

正月三が日はずっと快晴が続いておだやかに過ぎていた天気ですが、きょうは白い雲が空を覆っています。振り返ると頭上に月がまぶしく光ります。ときどき雲にさえぎられてその姿がおぼろげになったりします。つい二日ほど前には、丸い大きな月が煌々と照らしていましたが、今はもう小振りでいびつな形になってしまいました。

南東の空には、これも雲の隙間をぬって、星が一つ輝いています。いつも見えているシリウスでしょうか。

 

わたしの歩く前に濃い影が現れます。

月の光、外灯、信号機、車のヘッドライト、建物から漏れる明かりなどさまざま光を浴びて、わたしの影は歩くたびに、姿を変えて付きまとってきます。

横にも現れて、二つの影と一緒にちょっとの間歩いていきます。伸びたり縮んだりいきなり巨大化したり、濃くなったり薄くなったり、またひとつになったりと、思っていると、いつの間にか消えてしまったりと、留まることを知りません。

 

影が恐れるのは、暗闇か全方向からの光の洪水でしょうか。あ~あ、姿を表せずに消滅してしまいます。でも、そんなことはほとんど起きません。だからいつも影はわたしを追いかけてかくれんぼのごとく遊びを仕掛けてきます。様々に変化してなかなかに飽きさせないようです。

気が付くと、影に気を取られて歩いてしまっていました。もう、きょうはこの辺で…

 

きょうは晦日みそか)、今年もあと一日で終わろうとしています。最低気温は-2℃、風もほとんどなく穏やかで、雲一つなく晴れわたっています。

 

通り過ぎる車の台数も少なく、閑散とした空気がただよっている気がします。

駅近くの砂利敷きの空地の駐車場は、きのうから、いつも停車している何台もの車は一台もみあたらず、がらんとして広々としています。すべて通勤してくる車だったようです。

 

赤信号で立ち止まっていると、信号が変わろうとしているのにスピードも落とさず猛スピードで走ってくる軽トラが。((>o<))

…信号が変わった瞬間に踏み出れば、強烈に突き飛ばされて、全身打撲で痛々しい姿で落命してしまうだろうか、何て、恐ろしい。

暮も押し迫って、こんなに急いで働かなくてはいけないのかしら、命の危険を顧みずに。顔も名も知らぬそのドライバーを、何となく気の毒に思ってしまいました。

巷では、9人もの若者を殺害した座間の事件、愛らしい子供が親の虐待によって死亡する事件(アインシュタインの顔写真のように、舌を出してにっこり微笑む顔が何とも痛ましい…)等々、身近で起こった事件が世間を騒然とさせました。

身勝手で平然と命を奪ってしまうことが情けなく悲しいです。一度失われた命はもう二度と戻らないことを、何故わからないのでしょうか。…

ぼんやりとそんなことを思いながら歩いていました。

 

歩いてくるとやがて、東の地平線が赤紫のグラデーションに染まり、建物や木立などがシルエットで浮かび上がります。時刻は朝6時。幻想的で美しく、ほんのりとおだやかな光景がここにはあります。