Keiの気ままな~朝散歩~日誌

気が向いたとき、歩きながら思い浮かんだことを綴っています。

影は変幻自在

西暦2018年 平成30年 戌年

新年も、もう五日が経ちました。月日の経つのが速く、あっという間に過ぎていくようです。

きょうの最低気温は0℃、風もなく特別寒いという程ではありません。

 

正月三が日はずっと快晴が続いておだやかに過ぎていた天気ですが、きょうは白い雲が空を覆っています。振り返ると頭上に月がまぶしく光ります。ときどき雲にさえぎられてその姿がおぼろげになったりします。つい二日ほど前には、丸い大きな月が煌々と照らしていましたが、今はもう小振りでいびつな形になってしまいました。

南東の空には、これも雲の隙間をぬって、星が一つ輝いています。いつも見えているシリウスでしょうか。

 

わたしの歩く前に濃い影が現れます。

月の光、外灯、信号機、車のヘッドライト、建物から漏れる明かりなどさまざま光を浴びて、わたしの影は歩くたびに、姿を変えて付きまとってきます。

横にも現れて、二つの影と一緒にちょっとの間歩いていきます。伸びたり縮んだりいきなり巨大化したり、濃くなったり薄くなったり、またひとつになったりと、思っていると、いつの間にか消えてしまったりと、留まることを知りません。

 

影が恐れるのは、暗闇か全方向からの光の洪水でしょうか。あ~あ、姿を表せずに消滅してしまいます。でも、そんなことはほとんど起きません。だからいつも影はわたしを追いかけてかくれんぼのごとく遊びを仕掛けてきます。様々に変化してなかなかに飽きさせないようです。

気が付くと、影に気を取られて歩いてしまっていました。もう、きょうはこの辺で…

 

きょうは晦日みそか)、今年もあと一日で終わろうとしています。最低気温は-2℃、風もほとんどなく穏やかで、雲一つなく晴れわたっています。

 

通り過ぎる車の台数も少なく、閑散とした空気がただよっている気がします。

駅近くの砂利敷きの空地の駐車場は、きのうから、いつも停車している何台もの車は一台もみあたらず、がらんとして広々としています。すべて通勤してくる車だったようです。

 

赤信号で立ち止まっていると、信号が変わろうとしているのにスピードも落とさず猛スピードで走ってくる軽トラが。((>o<))

…信号が変わった瞬間に踏み出れば、強烈に突き飛ばされて、全身打撲で痛々しい姿で落命してしまうだろうか、何て、恐ろしい。

暮も押し迫って、こんなに急いで働かなくてはいけないのかしら、命の危険を顧みずに。顔も名も知らぬそのドライバーを、何となく気の毒に思ってしまいました。

巷では、9人もの若者を殺害した座間の事件、愛らしい子供が親の虐待によって死亡する事件(アインシュタインの顔写真のように、舌を出してにっこり微笑む顔が何とも痛ましい…)等々、身近で起こった事件が世間を騒然とさせました。

身勝手で平然と命を奪ってしまうことが情けなく悲しいです。一度失われた命はもう二度と戻らないことを、何故わからないのでしょうか。…

ぼんやりとそんなことを思いながら歩いていました。

 

歩いてくるとやがて、東の地平線が赤紫のグラデーションに染まり、建物や木立などがシルエットで浮かび上がります。時刻は朝6時。幻想的で美しく、ほんのりとおだやかな光景がここにはあります。

 

流れ星!

外へ出ると、冷気が頭を締め付けます。きょうの最低気温は0℃ですが、すごく寒く感じます。

後頭部をさすって、脳に血液を送りながら歩きだします。

 

きょうもよく晴れて、暗い夜空に星が光っています。北極星はすぐに見つけられるようになりました。頭上の北斗七星をたどると、遠くの北方の空にポツンと光っています。

歩きながら見つめていると、つい前方がおろそかになり、ふらふらと路をそれてしまって「どきっ!」とします。

そのため、ときどき(あまり明るいところでは怪しそうで恥ずかしい気がして暗がりに来たときに!)立ち止まっては星空をじっとみつめると、うっすらと見えてくる星がいくつもあり、あれは何という星だろうと興味が湧いてきてますます楽しみになっていくようです。

 

河岸近くの麺工場のビルは朝早くから明かりが灯って仕事を始めています。その手前から護岸の土手に上がって歩きながら空を仰ぐと、また、北斗七星が見えました。その瞬間に、北斗七星を斜め切りするように、南西方向から北東に流れ星が一瞬の光を放って、あっというまに消え去りました。たまにそれらしき光をみたこともあるのですが、きょうははっきりとこの目に留まり、何となく納得です。…(^o^)丿

 

クリスマスの朝

きょうはいつもより一時間程遅く散歩に出かけました。きょうの最低気温は8℃と思いがけなく温かい朝です。

 

外はもう明るくなりかけていて、水色の空が拡がっています。東の空の地平線上には黒い雲が横たわっていますが晴ればれとしています。昨晩の雨が上がり、程よく冷たいしっとりとした空気がとても気持ちがよく、冷たい風が顔に当たりますがさほど気になりません。

 

この時間はもう車の往来も多くなってきて、ひっきりなしに通り過ぎていきます。駅に向かう人、それぞれの職場に向かう人なども次々と行きかいます。

イヤホンを耳にしたロングコートにマフラーの若い女性が元気よく歩いてきて、さわやかな香を残してすれ違っていきました。

 

辺りはすっかり明るくなって、クァークァー・チッチッ・チュッチュッと鳥のさえずりが響いています。カラスが元気よく飛んできて、橋の外灯にとまり、カアッカァーと仲間を呼んでいます。

 

きょうはクリスマス、穏やかな朝です。 メリークリスマス! 

 

冬の星空

今日の最低気温はー2℃。

冷え冷えとして、屋外駐車場に並んだ車のフロントガラスやボンネットには、白く霜が付いています。

一番端の車だけがなんでもない状態なのは、そばに青々と葉の茂った山桃の木が1本植えられているせいでしょうか?樹木が熱を発しているかなにかの影響がきっとあるかもしれません。

 

快晴の夜空には、いくつかの星がかがやいています。

(星座のことははほとんどわかりませんが!)南東の空にひときわ輝く星は、おおいぬ座シリウスという星でしょうか。

ふと立ち止まって上空に目を凝らすと、うる覚えのある星座が目に入ります。ひしゃくの形をした、大ぐま座、北斗七星に違いありません。…ひしゃくの先の二つの星の5倍程をたどると、北極星を探し当てられるそうですので、今度探してみたいと思います。

そのほかにも、いといろと星や星座のことも知りたくなって、次々に興味が湧き上がってくるような気がします。…

星空を眺めながらいつのまにか思わぬ距離を歩いてきたことに、「はっ!」としてしまいました。

 

駅近くの賃貸マンションのエアコン室外機がいつもカタカタ(ゴーゴーではなく)と音をたてています。

音の異質さも気になるのですが、わたしはエアコンをつけても寝るときは消すので、一晩中つけていては乾燥して体調を崩さないかなどと、余計なことを考えたりします。

 

広い交差点で歩道を曲がると、オレンジ色のウインカーを点滅させて右折する車のヘッドライトがまぶしく、先方からは私の姿が見えるだろうに、わたしからは見えないことに一瞬たじろぎを感じ、平然と歩くことを意識してしまったりします。

 

 

 

 

 

トンビ&牡蠣

 きょうは日曜日 めずらしく、朝食を済ませてから散歩に出かけました。

 

 空は良く晴れてすがすがしく、いろとりどりの服装で、思い思いに、人びとが行きかいます。冷たい風が吹いて身に染みる寒さですが、歩いているとだんだん気にならなくなります。

 

 風に乗って幾羽ものトンビが悠々と空を舞います。上昇気流に乗って浮きながらのんびりと漂っていたかと思うと、次の瞬間には勢いよく飛び去って、行ったり来たりを繰り返しています。

 鳥が空を飛ぶ原理を応用して飛行機が作られたことを思います。まるでグライダーのようなトンビを見ていると、グライダーはトンビをヒントに作られたんだと勝手に思ってしまいます。

 

 先日、広島から牡蠣が届きました。大振りで、スーパーで買う「かき」とは比べ物になりません。殻付きの牡蠣はよく洗って電子レンジでチンして、レモン汁をかけていただきました。…何個も。

 朝ときどき高めだった血圧は、この2~3日は正常値で、いやそれ以下に低くもあり、牡蠣は血圧を下げる効果があるんだと、これまた勝手に思っています。

      ( 調べてみると…牡蠣にはタウリンという成分が多く含まれていて、コレストロールや血圧を下げる効果もあるようです。)

 

とりとめもなく思いを巡らせて、朝散歩から帰りつきました。

 

 

 

 

凍る

 師走に入ってもう9日目、今年ももう一月もありません。(当然のことですが!)

 このところの最低気温は0℃が続いて今日は1℃ この時期らしいと思いながら、外へ出るときゅんと身が引き締まり軽いめまいを覚える感じがします。寒さで震える思いです。

  

 暗い遊歩道を進んでいくと時々足元が滑るようです。昨日の夜に雨が降って濡れているようで、どっと冷え込んだのか路面がところどころ凍っているようです。転んだら大変だと歩く足もつい慎重にならざるを得ません。

 

 5分ほど歩くともう寒くはなくなってきました。今月4日にはスーパームーンの満月だった月も、今ではいつもの大きさに戻り、スリムに半月となって、わたしの頭上をいつまでもついてきています。

 

 明るいところに出ると、アスファルトの舗装面はあちこちあばたの模様となって、干し柿に粉がきたように白くてきらきら光り、確かに凍り付いていました。小さなくぼみには薄氷も張っています。

 

 駅近くの水路べりにあった桐の成木はいつの間にか切られてしまって、若木が残るばかりです。6月ごろから咲き始めて通るたびに強い芳香を放っていたのに、来年はまた花を咲かせられるのだろうかと、そんなことを思いながら歩いていました。

 

 帰り際の東の空を見てもまだ暗くビルなどの明かりが点在するだけで、夜明けはもうほんの少しあとになりそうです。身体は汗ばんできても、顔は氷のように冷たくなっていました。…*1

 

 

*1:+_+