Keiの気ままな~朝散歩~日誌

気が向いたとき、歩きながら思い浮かんだことを綴っています。

「たぬき」に遭遇した

 5時18分、玄関を出るとさわさわと音を感じる。雨?、手をかざしてみるが雨は降っていないようだ。きょうの最低気温は11℃、昨日今日と少し暖かい。地面に落ちた枯れ葉がカシャカシャ、カシャカシャと乾いた音を響かせる。風が出ているのだ。

 堤防土手下の遊歩道を歩いていくと、前方に何か黒いものが二つうごめいている。黒猫かな。…このあたりに黒猫が一匹いるのがわかっているので、あれ、仲間がいたのかとふと思う。

 暗がりだからよく見えないが、さらに歩いていくと、時々立ち止まってこちらを振り返って、また小走りで離れて行く。「チェッチェッ」と呼びかけるとちょっと立ち止まってこちらを振り返りすぐにまた離れていく。猫にしては動きが少し違うようだし、少し大きめな感じだ。

 さらに距離が縮まると2匹は道の脇に逸れて行く。外灯などの薄明かりに振り返った顔が浮かび上がる。全体の黒っぽい体に目のあたりが白く、なんともかわいらしい。あっ、「たぬき」だとはっきりわかる。

 えっ、河原にたぬきがいるなんてちょっとした驚きだ。2匹のたぬきはまた暗闇の中に消えていった。