Keiの気ままな~朝散歩~日誌

気が向いたとき、歩きながら思い浮かんだことを綴っています。

秋の深まり

 外へ出ると、冷気が眠っていた身体を一気に目覚めさせて、軽いめまいような錯覚を覚えます。きょうの最低気温は8℃、昨日から最低気温が一桁台となって秋がしだいに深まってきたようです。

 空を仰ぐと、いびつになりかけた月が黄色く光り、すぐそばにオリオンの星座がど~んと横たわって大きく見えます。

 東のかなたには、点々と街の明かりが灯っていて、黒い雲が横一面に覆いかぶさり、その上にピンクや黄色、青のグラデーションが明るみを増して、よく晴れた灰青色に覆われた大空に溶け込んでいきます。

 ふと気が付くと、吐く息がうっすらと白く見えました。日を追うごとに夜明けが遅くなってきていて、寒い季節がしだいに忍び寄ってきます。

 戻るころにはあたりはだいぶと明るくなってきて、頭上の月はまだ黄身を帯びて輝いていますが、もう星はすっかり姿を消して見えません。