Keiの気ままな~朝散歩~日誌

気が向いたとき、歩きながら思い浮かんだことを綴っています。

無電柱化

最低気温は-2℃、このところずっと冬日です。

冬日とは最低気温が0℃未満のこと。~~ご存知でしたか?~~。ちなみに最高気温が0℃未満は真冬日だそうです。

きょうも快晴の空に、星が輝きます。きのうまであった上弦の眉月はきょうは姿を消してしまいました。

寒さが身に沁みます。

 

このほど、政府は電柱や電線の地中化(いわゆる無電柱化)に向けて、制度整備に着手するとありました。

2020年のオリンピック・パラリンピックを契機に、国内全域の「バリアフリー都市」化をめざして、狭い歩道など高齢者や身体障害者の通行の妨げになる電柱をなくし、電線の地中化が推進されるようです。歩道のない道路も無電柱化をやりやすくするそうです。

幹線道路中心の無電柱化を、歩道も対象に含めるとのこと。…いままで歩道は対象じゃなかったんですね?…

世界を見ると無電柱化は、ロンドンやパリでは100%とのこと。しかし、日本では無電柱化が比較的進んでいる東京・大阪でも僅か数パーセントしか実現していないそうです。その差が途方もないことに思えます。

 

もう20年ほども前になりますが、自治体の都市景観委員として無電柱化を検討にあげたことがありました。景観を阻害しているのは、電柱とともに横断する何本もの電線が景色を分断して、見苦しく、美しい景観も台無しにしています。電線の地中化は景観向上に効果的だと思いますが、その後一部の商業地区が再開発に伴って地中化が実現したくらいで、身近な住宅地の道路には一向に波及していませんでした。…法的な縛りがあったわけですね。…景観上も無電柱化は切に望まれるところです。

 

また、道路の大部分を車道が占め、人間が道路の隅っこを気を使いながら歩くのに違和感を覚えて本末転倒との思いも、産業優先の車中心から人中心にと目指す方向に変化がみえてきたような気がして、薄らいでいくようです。

 

>>>車自体も、安全対策を重点として技術の進歩で急激に変わりつつあります。

追突防止や、歩行者との接触防止、自動運転などの技術の向上は日進月歩です。

先日は、アメリカ大手自動車メーカーのGMが、ハンドルもアクセルやブレーキのペダルもない車を2019年に実用化すると発表しました。まるでリビングいて、思い思いにくつろぎながら目的地まで移動ができてしまうのかと、不思議の世界を想像してしまいます。<<<

 

いつか、無電柱化が実現してしまったら、電柱があった頃のことがノスタルジーとなって語られる日がくるのかもしれませんね。